2021年11月01日 更新
CYBERDYNE株式会社 (茨城県つくば市、代表取締役社長:山海嘉之、以下、「当社」) は、独立行政法人国際協力機構 (以下、「JICA」)が公募した「途上国ニーズと民間技術マッチングに係る情報収集・確認調査」(以下、「本調査」)に応募し、採択を受けましたのでお知らせします。
本調査は開発途上国で重要性が高まっている4つの分野において、現地の課題解決に資するイノベーティブな製品・技術・サービスを募集するものです。当社は「保険医療・福祉」の分野で、予防/健康管理/メンタルヘルスに係る提案を行い、採択を受けました。
今回の採択を受けて、当社はJICAが委託している各分野のコンサルタントの支援を受けながら、調査対象国における仮説設定を行い、調査対象国での現地調査やセミナーなどを行います。本調査事業は採択発表から2022年2月までの間に実施され、その成果が2022年3月頃に個別報告書としてまとめられます。
本調査事業を通じて、当社はブラジルを対象国とし、HAL腰タイプによる介護する側とされる側両者のサポートを提案します。仮説検証や適切なビジネスモデルの構築を行うことで、保険医療・福祉分野における途上国の課題解決に貢献してまいります。
本調査事業による今期業績に与える影響は軽微であります。
(当社の山海社長のコメント)
当社では、サイバニクスを駆使して「サイバニクス産業」の創出に挑戦しています。ロボット産業、IT産業に続く新産業として位置づけられ、疾患・障がい・廃用を超えて、人が健康に安心して活躍できる社会づくりの中核をなすものです。発展途上国における生産世代の誰もが、健康リスクを激減できる状況になり、健康長寿で安心して活躍できるようになれば、活力のある社会づくりを加速できることになるでしょう。途上国であれば、先進諸国が始めたばかりの最先端の取り組みからスタートでき、発展速度を飛躍的に高めていける可能性を秘めています。予防/健康管理/メンタルヘルスは人や社会にとって重要なテーマです。今回の情報収集・現地調査を通して、課題を明確化し、発展途上国の未来のために貢献できればと思っています。
<参考>
JICAサイト 「途上国ニーズと民間技術マッチングに係る情報収集・確認調査」
https://www.jica.go.jp/priv_partner/information/field/2021/20210820_01.html
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