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プレスリリース

2015年12月25日 更新

【ニュース】新市場創造型標準化制度の利用を部会が承認 〜腰補助用装着型身体アシストロボットの規格策定を主導 〜

 当社がプロジェクトリーダーとして申請しておりました、新市場創造型標準化制度(※1)の利用について、2015年12月11日に開催された日本工業標準調査会 第7回標準第一部会で審議され、承認されました(※2)。この承認により、HAL作業支援用(腰タイプ)及びHAL介護支援用(腰タイプ)をはじめとする、腰補助用装着型身体アシストロボットのJIS規格(※3)の策定が始まります。規格策定にあたって、当社は原案作成委員会及び分科会のメンバーとして、要求事項の提案、試験装置及び試験方法の基礎設計を行う予定です。

 現在、腰補助用装着型身体アシストロボットは数社が製品化していますが、それらの性能、測定方法、表示等の基準が無いために、ユーザが公正に比較できず、市場拡大の障害となっておりました。この度策定されるJIS規格によって、公正な比較が可能となるとともに、各社の適正な競争が促されることが期待できます。また、早期に標準化を図ることで、腰補助用装着型身体アシストロボットに関連した国内諸制度の整備を促し、ひいては、海外における市場創出・拡大に繋がることが期待できます。

 当社は、引き続き、腰補助用装着型身体アシストロボットの公正な市場形成及び拡大に貢献いたします。

(※1)【新市場創造型標準化制度について】
 2014年7月に創設。例えば、とがった技術があるが、企業1社等で業界内調整が困難な場合、中堅・中小企業等で原案作成が困難な場合、複数の産業界にまたがる場合に、従来の業界団体を通じたコンセンサス形成を経ずに、迅速なJIS策定が可能となる制度。
 参考 http://www.meti.go.jp/policy/economy/hyojun/shinshijyo/index.html

(※2)【承認について】
経済産業省ホームページ http://www.meti.go.jp/press/2015/01/20160129001/20160129001.html

日本工業標準調査会のホームページhttp://www.jisc.go.jp/index.htmlより、「JISC資料・議事要旨・議事録」→「標準第一部会」→「H27.12.11 第7回 議事要旨、配布資料」に承認された旨の記載があります。

(※3)【腰補助用装着型身体アシストロボットのJIS規格について】
 「腰補助用装着型身体アシストロボットの性能要求事項」というテーマで、使用環境、アシスト力、耐環境性能、一回のエネルギー供給で持続して使用可能な回数又は時間、ユーザインターフェース、表示などの性能基準を規定する製品規格となります(第7回標準第一部会の資料4-2参照)。

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