【ニュース】肝疾患治療用細胞シートを開発するカノンキュア社と資本業務提携

CYBERDYNE株式会社(茨城県つくば市、代表取締役社長:山海嘉之、以下、「当社」)は、肝疾患治療用細胞シートを開発するカノンキュア株式会社（鳥取県米子市、代表取締役:堀川武晴、以下、「カノンキュア社」）に対して資本業務提携(当社からカノンキュア社への出資) を行いましたので、お知らせいたします。また、同時に当社の子会社であるCEJキャピタル株式会社が運用するサイバニクス・エクセレンス・ジャパン1号投資事業有限責任組合 (CEJファンド)からもカノンキュア社に対して出資を行っております。

カノンキュア社は、従来有効な治療法が存在しなかった非代償性肝硬変を対象とした治療技術の開発に取り組んでいます。生体内にある間葉系幹細胞を利用し、独自に開発した低分子薬IC-2により肝細胞化させた肝疾患治療用細胞シートにより、肝硬変の線維成分を著明に減少させ、肝臓再生の推進、肝細胞癌の発生を抑える効果などが期待されています。当社は、多くの肝硬変の患者様の治療に貢献できるよう、カノンキュア社を技術面、資金面、事業面で支援してまいります。

(当社の山海社長のコメント)
多くの成人・高齢者が罹患する可能性がある脂肪肝などの慢性的肝疾患は、肝硬変、肝臓癌へと発展する危険な疾患です。一旦、肝硬変になると、治療法が無いとされてきました。カノンキュア社は、肝硬変の線維成分を著明に減少させることができる肝疾患治療用細胞シートの開発に成功し、肝臓の再生を促進し肝硬変の治療を実用化し事業化しようとしています。非常に革新的で価値ある取り組みであり、当社との事業シナジーも良いと判断しました。細胞培養から手術・治療管理、予後管理に至るまで、当社技術を駆使することで、カノンキュア社の事業を全方位から支援することに致しました。羽田空港に面する川崎市殿町キングスカイフロントに建設されるサイバーダイン社の医療・バイオ系イノベーションベースを活用することで、更なる加速も期待できます。活躍を期待しています。

<参考>
■ カノンキュア株式会社 HP： https://kanoncure.com
■ 2021年8月５日 カノンキュア社プレスリリース (PR TIMES)：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000084354.html

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