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プレスリリース

2021年09月07日 更新

【ニュース】「新型コロナウイルス感染症対策ロボット実装事業」採択のお知らせ
〜医療機関への展開を見据え、除菌・清掃ロボットCL02の検証を実施〜

CYBERDYNE株式会社 (本社:茨城県つくば市、代表取締役社長:山海嘉之、以下「当社」)が開発・展開する除菌・清掃ロボットCL02 (以下「CL02」)が、神奈川県の「令和3年度新型コロナウイルス感染症対策ロボット実装事業に係るロボット実装事業」(以下「本実装事業」)に採択されましたので、お知らせいたします。本事業においては医療機関内でCL02を運用し、院内の清掃業務を行いながら、その効果や安全性を検証するものです。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、対応にあたる医療現場では医療従事者をはじめとする病院の職員が多大な負担を強いられています。この状況の中、ロボット技術の活用により業務の非接触化や職員の負担軽減を実現するべく、神奈川県「さがみロボット産業特区」は本実装事業を企画し、公募の結果当社の提案が採択を受けました。

本実装事業においては、神奈川県鎌倉市に所在する医療法人沖縄徳洲会 湘南鎌倉総合病院 (以下「湘南鎌倉総合病院」)にCL02を試験導入し、共有エリア内の清掃業務を実施します。実証期間中は、導入実証の実施に向けた医療施設・提案企業間の調整、ロボットの運搬費、保険の加入経費など必要経費の一部について、支援を受けることができます。合計9件の提案が採択された本実装事業は本年10月より順次開始し、2022年3月末には全ての検証が完了する予定です。

湘南鎌倉総合病院では、従来共有エリアの清掃業務を日中、患者がいる時間帯に行っており、そのため、十分な清掃を行うことが難しい状況です。また、外部からの清掃員と患者が接触することで、双方の感染リスクを高めてしまうことが課題となっていました。本実装事業では、担当者がCL02の起動のみ行うことで、夜間帯での清掃を可能にします。清掃業務が非接触で行われることで、感染リスクを低めるほか、ロボットの場合均一でむらのない作業が可能なため、該当エリアを隅々まで清掃する効果が期待されています。

本実装事業により、CL02の医療機関内での運用に向けたマニュアルを作成し、その効果に関する検証結果を得ることによって、今後コロナ禍の最中にある医療現場の負担軽減を目的にCL02の展開を実施してまいります。

■ CL02について
当社が開発した『次世代型清掃ロボットCL02』は、清掃ロボットとして空港や大型商業施設、オフィスビル、市役所などに広く導入されています。高性能レーザ、自社開発の3Dカメラ、AI処理エンジンが搭載され、自動マップ生成や環境認知などが行われ、安全かつ多様なエリアを高速自律走行(最大時速4kmに設定)しながら、広大なエリア(一度の充電で最大3000平米)を清掃することができます。オプションのエレベータ連動ユニットを設置すれば、CL02はエレベータと自動的に連動して昇降し、自在に複数フロアで各種作業を行うことが可能です。
また、ポストコロナ社会を見据えた拡張機能として、CL02には除菌ユニット(薬剤散布、床面紫外線照射)が搭載できます。除菌すべき場所への正確な薬剤散布や床面への紫外線照射作業を非対面・非接触で実現し、除菌作業を安全に行います。さらに、サイバーダイン・クラウドシステムと一体的に機能するCycles (サイクルズ) を介して、作業レポート、可視化による除菌ルートやゴミ分布マップなどの情報を遠隔の管理者にフィードバックすることも可能です。このように、CL02単体での高度な機能が当社のクラウドシステムと一体化することで、高いユーザビリティと作業空間の様々なデータ連携が実現されることになります。

▶︎CL02紹介動画:https://youtu.be/qInhqNDv0Mw

参考)
■ 神奈川県リリース
2021年9月6日掲載 新型コロナウイルス感染症対策ロボット実装事業
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/sr4/jisso.html

■ 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所リリース
2021年9月6日掲載 神奈川県「令和3年度新型コロナウイルス感染症対策ロボット実装事業」に係るロボット等プロジェクト募集の選定結果について
https://www.nttdata-strategy.com/kanagawa_robot_pj_2021_2/

pdf版はこちら

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