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プレスリリース

2021年09月06日 更新

【IRニュース】HAL®︎腰タイプの大型受注に関するお知らせ 〜 英国ハンプシャー州議会と長期大型契約を締結 〜

CYBERDYNE株式会社(茨城県つくば市、代表取締役社長:山海嘉之、以下、「当社」)は、英国ハンプシャー州議会より同州内の介護施設に対するHAL®︎腰タイプ 介護・自立支援用(以下、「HAL®︎腰タイプ」)の長期大型契約(以下、「本契約」)を受注し、本日正式に契約を締結しましたので、お知らせいたします。本契約により2021年10月にHAL®︎腰タイプ30台でスタートし、合計127台が段階的に導入される予定です。

1. 本契約の概要
事業名称:「Collaborative Robots (COBOTS) ※ 2021」※協働ロボット
契約先 : Hampshire Country Council(ハンプシャー州議会)
受注製品: HAL®︎腰タイプ(介護・自立支援用 BB04) 127台
契約期間: 5年間レンタル(3年後に契約終了オプションあり)
契約金額: 約5億円 (3年後に契約終了となった場合には契約金額が減少)

2. 受注の経緯
ハンプシャー州等の介護施設にて、2018年よりHAL®︎腰タイプの実用性の検証が行われた結果、HAL®︎腰タイプの有効性が以下の点で評価され、ハンプシャー州議会は州内の介護施設への幅広い普及に向けた予算を決定しました。
● 介護者の負担軽減:疲労感や緊張感が軽減される効果
● 介護者の怪我のリスク低減:介護作業中に正しい姿勢を維持する効果
● 介護者からの肯定的フィードバック:“I felt supported, it made me use my legs not my back and shoulders… I didn’t think of it as strenuous anymore.”(邦訳)支えられている感じがして、背中や肩ではなく足を使うようになって…もう苦しいとは思いません。
● 介護の効率化: 2人作業の必要性の低減効果(1人で作業できる)

3. 本契約の意義
英国では、2025年までに6000人の介護者不足が予測されていることに加え、現状では多くの介護プランで2名以上の介護者が必要とされており、地方自治体の介護サービス提供体制が人材面と財政面の視点から大きな改革を強いられています。
検証の結果、HAL®︎腰タイプは介護者の身体的負担(特に腰部負担)を軽減しながら、介護に要求される正しい姿勢を補強することが確認されました。また、HAL®︎腰タイプの特性を活かすことで、2名以上の介護者が必要とされていた介護業務を1名で行うことができることも確認されました。HAL®︎腰タイプの活用により、介護者の負担軽減および怪我のリスク低減による介護人材の維持、介護の効率化による介護財政の改善に寄与する可能性が示されたことは、高齢化が進む各国共通の社会課題の解決策として非常に大きな意義を持っています。
今後、当社グループはハンプシャー州議会と連携しながら、本契約をモデルケースとして、英国の他のエリアや欧州各国にも展開を進めてまいります。

4. 今後の見通し
本契約については、2022年3月期から5年間にわたってレンタル売上を計上する予定です(2022年3月期は約27百万円のレンタル売上の見込み)。なお、ハンプシャー州議会では、本契約での使用状況や効果に応じて柔軟に拡張ができるよう、5年間で総額1,000万ポンド(約15億円)を上限にHAL®︎腰タイプの調達を行うことを示唆しています。

参考リンク)
2021年7月5日 【メディア】「NHS Digital:英国NHS(国民保健サービス)が、
腰HALを社会ケアのデジタルイノベーションのショーケースとして紹介」
https://www.cyberdyne.jp/company/Media_detail.html?id=10997

2021年3月30日 英国地方自治体協会HP(HAL腰タイプの検証結果)
https://www.local.gov.uk/case-studies/taking-strain-cobots-care

2020年7月22日【メディア】「イギリス・ハンプシャー州議会がHAL腰タイプ(介護・自立支援用)のトライアルを実施」
https://www.cyberdyne.jp/company/Media_detail.html?id=9444

pdf版はこちら

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