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プレスリリース

2022年08月17日 更新

【ニュース】米国の専門誌「BioPhotonics」が光音響イメージング装置「Acoustic X」をカバーストーリーに掲載

  当社のLED光源方式の光音響イメージング装置「Acoustic X」が、米国の専門誌「BioPhotonics」7/8月号のカバーストーリーに掲載されました。「BioPhotonics」 は、バイオロジー(生物学)とフォトニクス(光工学)の複合分野であるバイオフォトニクスを扱う業界唯一の独立した専門誌であり、カバーストーリーへの掲載は「Acoustic X」に対する世界的な注目度の高さを示すものです。
  光音響イメージングは、造影剤を使用することなく、非侵襲で末梢の細かい血管や血液状態を3次元で映し出すことが可能なため、次世代の医療用画像診断技術として注目されています。当社の「Acoustic X」は、独自開発の特許技術によって、安全なLED光源でも高出力レーザーと同程度の性能を達成することに成功するなど、レーザーと異なりゴーグルなしでの利用できる安全性、特別区域でない診察室で利用できる簡便性、大幅な小型化による可搬性、低コスト化による経済性を実現しています。本誌のシニアエディターである Douglas Farmer 氏は「これまで、重くてかさばるレーザー装置は、医療アクセスが難しかったり、スペースが限られた環境における光音響イメージングの利用を妨げていた」と述べた上で、当社のLED光源方式による技術的ブレイクスルーに言及しています。
  カバーストーリーでは、LED光源方式の臨床応用における優位性を背景に、非侵襲的ながんの画像診断(微小血管レベルでの血中酸素飽和度のリアルタイムイメージングによる、悪性がんの重要な初期兆候である低酸素症の評価)への展開と、ポイントオブケア(ポータブル機器によるベッドサイドでの迅速診断)での活用の可能性について説明されています。
  「Acoustic X」は、現在、英ケンブリッジ大学や米スタンフォード大学、米ジョンズ・ホプキンス大学など世界の著名な大学・研究施設に導入され、世界の光音響イメージングの研究開発を牽引しています。また、糖尿病性の足病変の定期検査・診断、再生医療による血管再生状況の検査、加齢に伴うお肌の検査など、がんの検査・診断にとどまらず様々な分野への展開に向けて、開拓が進行中です。

カバーストーリータイトル:
Photoacoustic Imaging Uses LED Light to Guide Cancer Diagnosis and Therapy
 (当社訳: LED光源を用いた光音響イメージングによるがん診断・治療法の開発)
 著者:Mithun Kuniyil Ajith Singh / 佐藤直人(共に当社研究開発部門)
Biophotonics誌 7/8月号(英文):
*カバーストーリーは 39ページから45ページに掲載
https://www.biophotonics-digital.com/biophotonics/july_august_2022/MobilePagedReplica.action?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=TXBIOP220715003&utm_content=gtxcel&pm=1&folio=Cover#pg1

Acoustic X(LED光源方式光音響イメージング装置)製品サイト:
https://www.cyberdyne.jp/products/pa01.html

参考:
【ニュース】光音響イメージング「Acoustic X」に関し、ケンブリッジ大学と共著論文を発表 ~ 世界唯一のLED光源方式光音響が、新たな診断技術に向けて高い評価を得る ~(2021年05月12日)
https://www.cyberdyne.jp/company/PressReleases_detail.html?id=10828
【IRニュース】日本医療研究開発機構(AMED)「医工連携イノベーション推進事業」の交付決定のお知らせ ~ 極細の末梢血管や酸素化度分布のリアルタイム光音響イメージングが可能に ~(2021年10月05日)
https://www.cyberdyne.jp/company/PressReleases_detail.html?id=11583

サイバーダイン、LEDパルス光で血管「見える化」(日本経済新聞 2022年8月3日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC27A3G0X20C22A7000000/

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