【ニュース】Rapyuta Robotics 株式会社への出資に関するお知らせ

CYBERDYNE株式会社(茨城県つくば市、代表取締役:山海 嘉之)はRapyuta Robotics 株式会社(以下「ラピュータ社」)への出資を行いましたのでお知らせいたします。

なお今回の出資は、ラピュータ社の実施した総額 351 百万円の第三者割当増資を、フジクリエイティブコーポレーション(本社:東京都江東区、代表取締役:堀口 壽一)、および株式会社ブイキューブ(本社:東京都目黒区、代表取締役:間下 直晃)、SBIインベストメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:中川 隆)の運営するファンドとともに引き受けたものです。

ロボット市場の拡大を実現する上で重要な要素として、ロボット本体の低価格化・軽量化が求められていますが、それを実現する技術の一つとして、クラウド・ロボティックス技術が注目されております。これはクラウドが持つ膨大な演算処理能力とストレージを利用することにより、ロボットをコントロールして各種人工知能サービスを提供する仕組みです。

クラウド・ロボティクス技術をドローン（無人機）に活用すると、その性能の向上に応じて、ビル検査、災害現場、医療、介護などで、様々な利用が可能となります。ドローンに付加する主な機能としては、情報収集と運搬などがありますが、当社は災害現場やビル検査や介護への対応ができるよう早い段階で実用化を行います。分かりやすい例をあげれば、原発の事故現場のような人が立ち入れない環境で、制御されたドローンから必要な情報を得て、それに基づき当社の遠隔操作用HAL(マスター・スレーブタイプ）を使って様々な現場作業を、離れた場所にいる人間の指示に従うロボットが代わりに行うことが考えられます。

ドローンの実用化については、高いレベルの制御機能が鍵となりますが、チューリッヒ工科大学発のベンチャーであるラピュータ社は、ドローンの安定化制御技術の点で抜きん出ています。

当社はこのような優れた技術を有するラピュタ社に対して、技術開発、国際認証取得、当社製品との組み合わせによる活用拡大、VBの成長・強化の点で支援が可能と考えています。

【Rapyuta Robotics 株式会社の概要】

事業内容：
ロボット制御システムの開発事業
クラウド・ロボティクス事業

設立年月 ／本社／ 共同代表者：
2014年7月
東京都新宿区四谷 1-15 アーバンビルディング SAKAS.8 B 棟-3F
代表取締役 CEO Gajamohan Mohanarajah
代表取締役 COO Arudchelvan Krishnamoorthy

U R L：
www.rapyuta-robotics.com