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プレスリリース

2015年03月31日 更新

【ニュース】HAL®介護支援用(腰タイプ)にCEマーキング 〜第29回日本医学会総会2015関西で展示〜

当社のHAL®介護支援用(腰タイプ)が欧州機械指令(*1)に適合しCEマーキングを付すことが可能となりました。このCEマーキングにより、HAL®介護支援用(腰タイプ)が、日本と同様に少子高齢化に直面する欧州全域の介護の現場で自由に流通・販売できるようになります。HAL®介護支援用(腰タイプ)は、従来の医療・福祉用HAL®と同様にサイバニック随意制御(*2)を用いて、装着者の思った通りに動作をアシストして、介護者の腰部負荷を軽減し、腰痛を引き起こすリスクを減らします。

なお当社は、当該製品を、4月上旬に開催される第29回日本医学会総会2015関西の学術展示ブース「3.ロボットテクノロジーによる機能再生医療の最先端」にて、当社で開発中の最先端医療機器とともに展示します。

 当社は2004年に筑波大学発ベンチャーとして設立されて以来、安全を最優先に革新的な技術を駆使したロボットスーツHAL®の開発とその社会実装に取り組んでまいりました。当社は2013年7月にロボットスーツHAL®医療用(下肢タイプ)に対する医療機器としてのCEマーキング(CE0197)を、ロボット治療機器として世界で初めて取得し、また2014年11月にHAL®作業支援用(腰タイプ)及びHAL®介護支援用(腰タイプ)に対する生活支援ロボットの国際安全規格ISO 13482:2014(*3)の認証を、作業者向け装着型ロボットとして世界で初めて取得いたしました。

(*1) 欧州機械指令(Machinery Directive, 2006/42/EC)について
機械が満たすべき必須健康安全要求事項が定められています。ある製品がこの必須健康安全要求事項を満たしたとき、初めてCEマーキングが可能となります。EN ISO 13482:2014は欧州機械指令に整合されており、EN ISO 13482:2014に適合することで、必須健康安全要求事項の多くを満たすことができます。HAL®作業支援用(腰タイプ)は、自己適合宣言が認められているカテゴリの機械になります。

(*2) サイバニック随意制御について 人が体を動かそうとする際、その運動意思は微弱なイオン電流の神経系指令信号として、脳から脊髄を通って筋肉へと伝達され、最終的に筋肉が動きます。その際、微弱な生体電位信号が皮膚表面にも漏れ出てくるので、HAL®はこの微弱な生体電位信号を皮膚に貼ったセンサーで検出し、装着者の思ったとおりに動作を補助します。

(*3) ISO 13482:2014について
ISO 13482:2014, “Robots and robotic devices ― Safety requirements for personal care robots” は、2014年に国際標準化機構(ISO)から正式発行された生活支援ロボット(personal care robot)の安全性に関する唯一の国際規格です。当社はISO 13482の標準化提案活動に参加しています。

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