【ニュース】HAL®医療用、脊髄再生医療と複合した機能再生治療へ 〜慶應義塾大学医学部と連携して、国家戦略特区にて世界最先端の医療技術を展開～

　この度、当社は慶應義塾大学医学部と、HAL®医療用 下肢タイプ（以下「HAL®医療用」という。）を活用し、世界初の最先端研究を次々と加速推進し、医療イノベーションを実現することで、健康長寿社会の確立にスピーディーに貢献するため、連携協定を締結しました。

　まずは、国立研究開発法人 科学技術振興機構（以下、「JST」という）が推進するリサーチコンプレックス推進プログラム✳を活用し、慶應義塾大学が2016年4月1日に殿町タウンキャンパスを開設した「殿町国際戦略拠点キングスカイフロント」（川崎市）において、世界初の最先端研究を開始します。

　具体的には、慢性期脊髄損傷並びに脊髄腫瘍術後患者に対する「脊髄再生医療とHAL®医療用を複合して用いた機能再生治療」の有効性を研究します。当該研究を推進し、国家戦略特区及び京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区に指定されているキングスカイフロントにて展開が可能なHAL®医療用の先進医療申請へとつなげて参ります。

　本覚書の締結を皮切りに、慶應義塾大学と連携しながら世界で最もイノベーションに適したエコシステムを創出し、世界に日本発の医療イノベーションを展開してまいります。

【覚書の内容】
（１）　HAL®医療用を活用した、慢性期脊髄損傷及び脊髄腫瘍術後患者に対する「脊髄再生医療とHAL®医療用を複合して用いた機能再生治療」の有効性に関する研究の推進
（２）　医療イノベーション推進のための多様な共同研究の加速推進、研修の連携及び医療とヘルスケアの連携ネットワーク構築等にかかる事項での連携

✳リサーチコンプレックス推進プログラムとは 　地域に集積する産・学・官・金（金融機関）のプレイヤーが共同で5年後、10年後からその先に実現される地域の姿と社会的価値を「ビジョン」として掲げ、国内外の異分野融合による最先端の研究開発、成果の事業化、人材育成を一体的かつ統合的に展開するための複合型イノベーション推進基盤としてのリサーチコンプレックスを成長・発展させ、地方創生にも資することを目的とするJSTの事業。

（参考リンク）
　・神奈川県記者発表資料「慶應義塾大学とCYBERDYNE(株)の共同プロジェクトがライフイノベーションセンターに入居！」
　・朝日新聞　　　http://www.asahi.com/articles/ASJ4L3W9FJ4LULBJ008.html
　・読売新聞　　　https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160419-OYTET50005/
　・日本経済新聞　http://www.nikkei.com/article/DGXLASGG18H37_Y6A410C1EA1000/