トップメッセージ

当社は、2004年6月、超高齢社会が直面するさまざまな社会課題の解決に向け、人・AIロボット・情報系を融合複合した新領域「サイバニクス」を主軸とする大学発ベンチャーとして誕生し、2014年には東証への上場を果たしました。サイバニクスは、人・患者・環境に適応しながら進化する「人とAI・ロボット・情報系の融合技術」を基盤とし、現在注目されているフィジカルAIをも包含する革新的な技術領域です。
上場以降、当社は第1ステージとして、世界初の装着型サイボーグHALの実用化・製品化をはじめ、臨床研究、治験、医療保険適用、国際展開に取り組み、事業基盤の確立を進めてまいりました。現在では、世界20カ国以上で医療機器としての承認等を取得し、サイバニクス医療・ヘルスケア領域における国際的なプラットフォームとして展開が活発化しています。
その歩みと並行して、バイオ・医療系とAI・ロボット・情報系を融合する各種サイバニクス技術の開発も大きく進展し、当社が構想してきた事業を構成する重要なピースが整ってきました。人情報・環境情報の取得からデータ連携、AI解析、自律制御、遠隔制御、クラウド連携に至るまで、人とサイバー・フィジカル空間を高度に融合する基盤が形成されつつあります。
これを受け、当社は現在、事業基盤の構築を進めた第1ステージから、「HCPS融合サイバニクス with フィジカルAI」を軸に、人と社会を支える新たな社会基盤の創出を目指す第2ステージへと移行しています。国際展開においても、マレーシア政府による世界最大級の国立神経ロボット・サイバニクス・リハビリテーションセンターの開設をはじめ、国立台湾大学、マレーシア工科大学、カーネギーメロン大学およびピッツバーグ地域の医療・産業・イノベーション機関との提携など、アジア、米国、欧州を結ぶグローバル連携が加速しています。さらに、シリコンバレー発のイノベーションネットワークとの連携を通じて、新たな事業創出と世界展開を一層推進してまいります。
当社は今後、ここ数年を第2ステージの本格展開期と位置づけ、「HCPS融合サイバニクス with フィジカルAI」を中核とする社会実装と事業拡大を推進するとともに、グローバル資本市場も視野に入れた成長戦略の準備を進めてまいります。サイバニクスを社会インフラとして世界に実装し、人と社会が直面する課題の解決に貢献するとともに、新たな産業「サイバニクス産業」を創出することで、人類と社会の未来を切り拓くグローバル企業としてさらなる飛躍を目指してまいります。
CYBERDYNE株式会社
代表取締役社長/CEO
山海 嘉之![]()